表と裏の恋




それをお父さんに!?
嬉しいような恥ずかしいような…




「顔真っ赤ですよ」


「だっ誰のせいよ…」

あたしが顔をそむけると
頬に唇が触れた




「俺のせいですかね」

勝ち誇ったような笑み

なによその笑みは…

あたしはハルの唇に自分の唇を重ねた




「生意気」

あたしがそういうとハルは"負けました"と笑いながら言った



ハルが帰ってリビングを片付けていると



「実羽って面食いだったのね」

お母さんが洗い物をしながら突然言った



< 159 / 216 >

この作品をシェア

pagetop