表と裏の恋
「なら、実羽の得意な科目がある大学にするとか?まだ時間あるし、大丈夫だよ」
得意な科目かぁ…
やっぱり英語かな?
英語系の大学…?
とりあえず昇降口に行こ
帰りの準備をして昇降口に向かった
あれ、いない?
まだ来てないのか…
「ねぇいいじゃん!行こうよ、富樫くん」
富樫…
そう言った声の方を見た
ハルが女の子と一緒に来てた
腕を絡めながら…
「彼女が待っているんで離してくれる?
実羽さん…それじゃ、牧野さん」
あたしに気付いたハルは隣にいた女の子の腕を振り払って、駆け寄った