表と裏の恋
ハルが立っていた…
「1つ言っとくけど…俺は実羽さんしか見えてないから」
顔を上げると真剣な顔であたしを見てた
「信じてくれる?」
あたしの頬に手をあてた
「うん、信じるよ」
何考えてたんだろ…あたし
不安になることなんてないじゃん
しばらくの間…ハルはあたしを抱き締めてくれた
「あがってく?」
「えっ、いいんですか?」
「いいよ。あたしの部屋に先に行ってて。お茶持っていくから」
キッチンで紅茶を淹れて2階に上がった