表と裏の恋
「その前に実羽さんは受験ですね…どこ行くか決めてるんですか?」
「まだ全然…でも、英語好きだから国際系の大学かなぁって思ってる」
「どんなところを受けようと俺は応援してるから」
「うん、ありがとう…」
唇が触れかけたとき…
「実羽ー?帰ってるー?」
ドア越しにお母さんの声がした
なんて間の悪い…
「あら、悠くん来てたのね。ちょうど良かった!今日うちで夕飯食べていかない?」
「いただいていきます」
「それじゃあ、出来たら呼ぶわね」
と言い残してお母さんは出ていった