表と裏の恋




「ツイてないなぁ…それじゃ行ってくるね」

舞香にそう言って教室を出た

職員室に行くと進路の話だった
話が終わって気づいた…




「わぁ…鞄もってくれば良かった」

教室に1回戻らなきゃ
ハルもう待ってるよね…

階段を上っているときだった



「大高先輩?」

階段を降りてくる子が話しかけてきた
誰だっけ…?
茶髪の美人な女の子

靴のラインが青…


ふと思い出した

前にハルに腕を絡めてた子…?




「この春に転校してきた牧野紗那です。富樫くんの彼女さんなんですね」


「あたしに何か用?」


「時間かけさせないので少しいいですか?」



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