表と裏の恋



「実羽さん、圭介となにを話してたんですか?」


「えっ?ハルが眼鏡かけてる話だけど」


「他には?」

ほっ他!?
圭介くんとの会話を思い出す…


"ハルは実羽先輩に一目惚れしたんですから"

いやいや、こんなこと言えない



「えーと…」

言葉に詰まっていると、ハルはあたしに顔を近付けてきた



「なんですか?言わないとここでキスしますよ?」

こんなところでなんて無理!



「別にたいした話じゃないよ!」


「それなら話せるでしょう」

わぁ…もう逃れられないみたい


< 71 / 216 >

この作品をシェア

pagetop