表と裏の恋
「実羽さん、圭介となにを話してたんですか?」
「えっ?ハルが眼鏡かけてる話だけど」
「他には?」
ほっ他!?
圭介くんとの会話を思い出す…
"ハルは実羽先輩に一目惚れしたんですから"
いやいや、こんなこと言えない
「えーと…」
言葉に詰まっていると、ハルはあたしに顔を近付けてきた
「なんですか?言わないとここでキスしますよ?」
こんなところでなんて無理!
「別にたいした話じゃないよ!」
「それなら話せるでしょう」
わぁ…もう逃れられないみたい