表と裏の恋
「はっ…ハルが」
「俺が?」
自分から言うなんて恥ずかしすぎる…
「あたしに一目惚れしたって…」
そう俯くと上からため息が聞こえた
「はぁ…圭介言ってくれたな。まぁ嘘じゃないですよ」
えっ…本当に?
あたしは顔をあげた
「えっあの、屋上の時…?」
「それよりもっと前ですよ」
もっと前…?
なんか漠然としてるなぁ…
「いつ?」
「まだその話するんですか…入学してすぐくらいですよ。それ以上聞くと本当にキスしますよ」
うっ…ハルならやりかねない…
こんなところでキスされたら大変だし、やめておこう
でも、もっと色々聞きたかったのにな…