表と裏の恋
「なんですか?続き…したいんですか?」
どんどん近付く端正な顔
あたしは触れるだけのキスをした
明らかに驚くハル
「喉渇いたし…何か買いに行こうよ…」
そう言ってあたしは浜辺のほうに向かった
やばい、やばい、やばい!
あたし自分からなにしてんのよ~
恥ずかしすぎて後ろを向けないよ…
ロッカーにお金を取りに行って自販機でジュースを買っていると、誰かがあたしの肩に手を置いた
「君、めっちゃ可愛いね!1人なの?」
チャラい男2人があたしの前に立った
「違います、人待たせてるんで…」
そのまま行こうとしても肩に置かれた手が離れない
「ちょっとくらいね、いいじゃん」
「ちょっ痛い…」
あたしを掴む手の力が増していく