表と裏の恋



「でもね…最初はすっごい痛いよ」

あたしの耳元で小声で言った


大切にされてるから…か。
そう思ってくれるなら嬉しい

でも…あたしはハルをもっと知りたいって、触れたいって思っちゃう…



放課後になり、今日はハルの家にご飯を作りに行く日


買ってきた食材を袋から出してる時だった



「実羽さん…なんかあったんですか?」


「えっ…?」

ソファに座ったハルがあたしの方をみた




「今日、元気がないように見えたから」


「そんなことはないけど…」


「ねぇ…こっち来て」

手招きをされてハルのところに行くとソファに座らされた


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