満月の人魚
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沈んでいた意識がゆっくりと浮上してきた時、瑠璃は一瞬そこがどこであるかわからなかった。
(……消毒液の匂い…。ここは…保健室?)
目の前には白い天井と風で揺れるカーテン。
どうやら保健室のベッドに寝かされているようだ。
「気がついたか?」
不意に声がした方に視線を向けると、黒沢が心配そうな表情でこちらを見ている。
驚いて思わず起き上がると、静かな声で制された。
「急に起き上がるなって、頭打ってんだから。
具合はどうだ?痛むか?」
「……平気みたい。私、どうしたの?。」
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沈んでいた意識がゆっくりと浮上してきた時、瑠璃は一瞬そこがどこであるかわからなかった。
(……消毒液の匂い…。ここは…保健室?)
目の前には白い天井と風で揺れるカーテン。
どうやら保健室のベッドに寝かされているようだ。
「気がついたか?」
不意に声がした方に視線を向けると、黒沢が心配そうな表情でこちらを見ている。
驚いて思わず起き上がると、静かな声で制された。
「急に起き上がるなって、頭打ってんだから。
具合はどうだ?痛むか?」
「……平気みたい。私、どうしたの?。」