闇桜~孤独な少女~









臭いし視線痛いから




もう教室を後にした






向かった先は屋上







案の定、誰もいない




そりゃそうだけど





來基と一緒にフェンスに凭れながら
座った。





隣に座ろうとしたのに




先に座ってた來基に腕を



引っ張られて來基の前に座った




座った途端後ろから抱きしめられた






離れようとしたけど




ますますキツく抱きしめられるし





しまいには




「じっとしてろ。」





耳元で言われてなにも出来なくなった





ちょっと、悔しい




まぁ、されるがままだ





落ち着くし







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