闇桜~孤独な少女~








総長室に入ってからは





ベッドに座らされて



來基も僕の隣に座った。






『?別にあっちでもいいんじゃない?』








「話したいことあるし」





2人っきりの方がいいだろ?






なんて言うから顔絶対赤い





見えないように來基の擦り傷の

消毒をしていく





「約束、守ってくれて良かった」






『…うん』






來基の治療を終えて後片付けを
済ました。





『でも、待った。』





「そうか、それは悪かったな。」





俯きながら言ったら




ギュッ





抱きしめられた






『…たいした怪我しなくて良かった』





「あぁ。心配かけたくねぇしな」





『襲ったきた族逃げたのか?』





「ん?逃げたっつうか、王狼の先代の
1人が今警察官だから電話して
連れてってもらった。」




元暴走族が今じゃあ警察?


凄い変わりようだな…






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