闇桜~孤独な少女~




「済んでない」



チッ


ならないっつてんのに
コイツっ…




「こんな事されるかも
しんねぇんだぞ」



チッ...



腕に力を入れるが


流石に男と女の差には勝てない



コイツ…僕がなるって
言うまで離さないつもりかよ…



『っっ.....分かったっ』




そう言うと腕を解放され


僕は距離をとった



ドアのとこにいたから


少し離れた



「これでお前は《狼姫》だ」



っ最悪だっ



「俺がお前を守る」



『っ』



ホントに守られるのは嫌いなんだ




僕を守って誰かが死ぬのが
嫌なんだ…














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