淡い色に染まるとき。
♂この心、あなたのものです♀
「今日は1日ずーっと一緒だから」
風邪を引いてしまった私の為にお仕事を休んでくれた彼。
寝てれば大丈夫と何度も伝えたが、1人にしたくないと言って私のお世話をしてくれる。
「お粥とホットミルク用意したから。食べれるか?」
ゆっくり頷いて、お粥を受け取ろうとすると彼が食べさせてくれると言う。
お粥を食べさせてもらっていると、玄関のほうで大きな物音がした。
「誰だ?ちょっと待っててくれ」
彼が玄関へ向かうと、ガチャッと扉の開く音がして重い何かが落ちたような音がする。
「な、何でお前が鍵持ってんだよ!」
「誰かさんが入院中、泊まってた時に合鍵作った」
「勝手なことを…!」
圭さん…?
朦朧としながら彼を待っていると、圭さんが大荷物で部屋に入ってきた。
「あれ…梓、風邪引いたのか?」
頷くとバッグから白い箱を取り出して、中を見せてきた。
ロールケーキ?いっぱいフルーツが入ってて美味しそう。
お婆ちゃんが作ってくれたのかな、前に食べたのと少し似てる。
「それ食べ終わったら食うか?」
食べたい。
私は急いで熱いお粥を食べた。圭さんは笑いながらロールケーキを持って部屋を出た。
彼は溜息を吐いて、私の隣に戻ってきた。圭さんの荷物を隅っこに置いて心底嫌そうな顔をした。
風邪を引いてしまった私の為にお仕事を休んでくれた彼。
寝てれば大丈夫と何度も伝えたが、1人にしたくないと言って私のお世話をしてくれる。
「お粥とホットミルク用意したから。食べれるか?」
ゆっくり頷いて、お粥を受け取ろうとすると彼が食べさせてくれると言う。
お粥を食べさせてもらっていると、玄関のほうで大きな物音がした。
「誰だ?ちょっと待っててくれ」
彼が玄関へ向かうと、ガチャッと扉の開く音がして重い何かが落ちたような音がする。
「な、何でお前が鍵持ってんだよ!」
「誰かさんが入院中、泊まってた時に合鍵作った」
「勝手なことを…!」
圭さん…?
朦朧としながら彼を待っていると、圭さんが大荷物で部屋に入ってきた。
「あれ…梓、風邪引いたのか?」
頷くとバッグから白い箱を取り出して、中を見せてきた。
ロールケーキ?いっぱいフルーツが入ってて美味しそう。
お婆ちゃんが作ってくれたのかな、前に食べたのと少し似てる。
「それ食べ終わったら食うか?」
食べたい。
私は急いで熱いお粥を食べた。圭さんは笑いながらロールケーキを持って部屋を出た。
彼は溜息を吐いて、私の隣に戻ってきた。圭さんの荷物を隅っこに置いて心底嫌そうな顔をした。