淡い色に染まるとき。
全校生徒を体育館へ呼ぶと、保護者達が自分の子供の頬を叩いたり、怒鳴ったりしていた。
生徒達は自分の吐いた嘘がバレたと分かったようだ。
やっていない生徒の親にはしっかりと説明をした。
俺はマイクを持って生徒達に話しかけた。
「お前ら、やっていいこと悪いことくらい、もう分かる年頃だよな?うちの子供だって小学生だが、そのくらい分かるんだ」
梓は、ちゃんと理解してくれていた。それは酷いことだ、やっちゃいけないことなのに…って悲しんでいた。俺と同じ気持ちだった。
梓に結んでもらったネクタイをそっと触って話しかける。
「いいか?お前らのやってることはイジメと同じなんだよ。教師だからイジメじゃないって思うかもしんないけどな。信じてた奴に裏切られるって悲しいことなんだぞ?」
生徒達が俯き出した。すすり泣きも聞こえてきた。それでも俺は続ける。
「俺は信じてたよ。俺がいない時も揉め事起こさず行動してた、誰かが怪我した時も助けてただろ?支えてただろ?先生達が病気になった時、お前ら折り紙で千羽鶴作ってくれたろ?毎日、笑顔で挨拶してくれて、ちゃんと授業も聞いてくれて…」
俺はまだ信じたい。お前らのこと、まだ信じていたい。
泣き出す女子、俯く男子、頭を抱える保護者達。
「もう、終わりにしないか?」
これ以上、悲しませるな。お前らの親を、俺らを。
すると、1人ずつ前に出てきて謝り出した。泣きながら何度も謝る生徒達を見て、少しだけ心の片隅にあった不信感が消えつつある。
梓、俺の気持ち伝わったみたい。
「全員、反省文を書くこと。休んでいる先生達に謝罪文を書くこと。心からな」
お前らの気持ち、届くといいが。
生徒達を教室に戻らせて、保護者達も話をして帰ってもらうことに。
残された教師達に俺は頭を下げた。
「勝手なことをして申し訳ありません」
穏便に済ませようとしていたのを無視して、勝手な行動をしてしまった。
それは本当に申し訳ない。
生徒達は自分の吐いた嘘がバレたと分かったようだ。
やっていない生徒の親にはしっかりと説明をした。
俺はマイクを持って生徒達に話しかけた。
「お前ら、やっていいこと悪いことくらい、もう分かる年頃だよな?うちの子供だって小学生だが、そのくらい分かるんだ」
梓は、ちゃんと理解してくれていた。それは酷いことだ、やっちゃいけないことなのに…って悲しんでいた。俺と同じ気持ちだった。
梓に結んでもらったネクタイをそっと触って話しかける。
「いいか?お前らのやってることはイジメと同じなんだよ。教師だからイジメじゃないって思うかもしんないけどな。信じてた奴に裏切られるって悲しいことなんだぞ?」
生徒達が俯き出した。すすり泣きも聞こえてきた。それでも俺は続ける。
「俺は信じてたよ。俺がいない時も揉め事起こさず行動してた、誰かが怪我した時も助けてただろ?支えてただろ?先生達が病気になった時、お前ら折り紙で千羽鶴作ってくれたろ?毎日、笑顔で挨拶してくれて、ちゃんと授業も聞いてくれて…」
俺はまだ信じたい。お前らのこと、まだ信じていたい。
泣き出す女子、俯く男子、頭を抱える保護者達。
「もう、終わりにしないか?」
これ以上、悲しませるな。お前らの親を、俺らを。
すると、1人ずつ前に出てきて謝り出した。泣きながら何度も謝る生徒達を見て、少しだけ心の片隅にあった不信感が消えつつある。
梓、俺の気持ち伝わったみたい。
「全員、反省文を書くこと。休んでいる先生達に謝罪文を書くこと。心からな」
お前らの気持ち、届くといいが。
生徒達を教室に戻らせて、保護者達も話をして帰ってもらうことに。
残された教師達に俺は頭を下げた。
「勝手なことをして申し訳ありません」
穏便に済ませようとしていたのを無視して、勝手な行動をしてしまった。
それは本当に申し訳ない。