淡い色に染まるとき。
どうしよう、きっとあの手紙は彼の事が好きな女の子が書いたものだ。
彰さんに伝えようとしたが、彰さんはこれからまた仕事があるらしい。ゆっくりしている時間はないようだ。仕方ない、とりあえず後で彼に伝えよう。
彰さんに家まで送ってもらった。彰さんの車が見えなくなるまで手を振ると、後ろから髪の毛をぐしゃぐしゃにされた。
驚いて振り返ると、圭さんがニヤッとしていた。
「久しぶり。夏休み以来だな」
『うん。お久しぶりです』
「兄貴から色々聞いたから。じゃ、早速部屋行こう」
手を繋いで部屋に入ると、圭さんはキョロキョロして一言。
「シンプルだな」
『そう?』
「兄貴のことだから、梓の為にぬいぐるみいっぱいにしてるか、部屋中ピンク一色にしてるのかと思ってた」
そんなことしないよ。私もそんなにピンク好きってわけじゃないし。
ぬいぐるみは私の部屋にあるよ。彼の部屋には1つ置いてあるよ。
案内をしていると、彼の部屋へ勝手に入って、はしゃいでいた。
「何か兄貴を土下座させるくらいのネタがねぇかなー」
土下座?ネタ?
勝手に色んなところを開けてしまう圭さんを急いで止めた。
そんなことしたら怒られちゃうよ。大事なものがあるかもしれないのに。
「…あ。あったー」
一枚の写真を見てみると、赤ちゃんを抱っこして赤ちゃんの頬にキスをしている。
…この赤ちゃんと写真の裏に書いてる日付…。
『私?』
「だろうな。うわー、これは博也さんに怒られただろうなぁ」
ニヤニヤしながら、その写真を私に見せる。
彰さんに伝えようとしたが、彰さんはこれからまた仕事があるらしい。ゆっくりしている時間はないようだ。仕方ない、とりあえず後で彼に伝えよう。
彰さんに家まで送ってもらった。彰さんの車が見えなくなるまで手を振ると、後ろから髪の毛をぐしゃぐしゃにされた。
驚いて振り返ると、圭さんがニヤッとしていた。
「久しぶり。夏休み以来だな」
『うん。お久しぶりです』
「兄貴から色々聞いたから。じゃ、早速部屋行こう」
手を繋いで部屋に入ると、圭さんはキョロキョロして一言。
「シンプルだな」
『そう?』
「兄貴のことだから、梓の為にぬいぐるみいっぱいにしてるか、部屋中ピンク一色にしてるのかと思ってた」
そんなことしないよ。私もそんなにピンク好きってわけじゃないし。
ぬいぐるみは私の部屋にあるよ。彼の部屋には1つ置いてあるよ。
案内をしていると、彼の部屋へ勝手に入って、はしゃいでいた。
「何か兄貴を土下座させるくらいのネタがねぇかなー」
土下座?ネタ?
勝手に色んなところを開けてしまう圭さんを急いで止めた。
そんなことしたら怒られちゃうよ。大事なものがあるかもしれないのに。
「…あ。あったー」
一枚の写真を見てみると、赤ちゃんを抱っこして赤ちゃんの頬にキスをしている。
…この赤ちゃんと写真の裏に書いてる日付…。
『私?』
「だろうな。うわー、これは博也さんに怒られただろうなぁ」
ニヤニヤしながら、その写真を私に見せる。