サッカーバカなあなたへ


そして、建物に入りお金を払い、スポッチャ内に入った。



「そりゃぁあ!」


「おりゃぁ!!!」



はぃ、女捨ててバッティングしてる奴らは私らの事です。



まったく、なんで可愛らしく空振りができないんだろうねぇ。



みんな、ガンガン当ててるし。



掛け声おっさんかて。



…男真っ盛りなのかねぇ。



あぁー。なんか、女子と男子バラバラになっちゃってるなぁ。



こんなんだったらボーリングのが良かったよ・・・。



そんな中、柳川は一人で歩いていた。



それを見た咲が、私に駆け寄ってきた。



「ねぇねぇ、りの子!告るなら、今がチャンスじゃない!?」



「え。」



咲ちゃんには悪いが、私告る気ないんで。


なんて、言えるわけもなく。


「う・・うん・・・。」


私がグズグズしていると、咲は


「まぁ、タイミングってもんがあるしね。今じゃなくてもいいんじゃない?」


と言ってくれた。


「うん。」


「まぁ、がんばって。」


「うん。」


「ちょっと、私打ってくるから、カバン持ってて。」


「あ、うん(笑」


女子はすっかり、バッティングにはまってしまいました(笑



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