変色【BL】
ここに至るまでに、ちょっとしたことがあった。

修学旅行の前日、航介はなるべくポジティブに考え、バスの中では「彼女」の琴子と楽しく話そうと思っていた。

しかし彼にとって不運なことに、琴子も自分も車酔いしやすい体質であり、隣にはなれないどころか、変わりに羽矢抖が座ってしまった、ということだ。
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