変色【BL】
「ん……航介?」

ぎょっとした。いきなり寝起きの顔で羽矢抖が覗き込んできたからだ。

いつ目を覚ましたのだろう。

航介が見つめる中、羽矢抖は大きく伸びをした。

「ああ、よく寝た」

低血圧な航介に対し、羽矢抖はすっきりと目覚められる。爽やかに笑ってみせた羽矢抖は、航介の動揺を知らない。
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