変色【BL】
「航――」

睡魔に誘われ、あっさり吸い込まれていく航介。

自分を呼ぶ声の主が誰かは大して問題ではない。眠りを妨げられるのが不快なだけで、それも無視してしまえば安眠ができる。

半ば夢の中に入りかけた頃。暗い影が過り、誰かが近寄るのを感じた。
< 26 / 70 >

この作品をシェア

pagetop