変色【BL】
「航介は、俺のことが好きなのか?」

「うん」

「……それは、友達としてじゃなく?」

「うん……」

素直に頷ける自分が意外だった。穏やかなまま、こんな会話ができる日が来るなんて思ってもみなかった。

冷たい風が少しだけ温かくなる。
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