吸血衝動〜意地悪な君の条件〜
◆美少年は腹黒◆

空腹は満たされない









4日目。


放課後。





あと、3日。






「どーりで衰退していると思ったよ」






京は私の話を聞き終えると納得したように頷いた。






今の状況を簡潔に説明すると、空腹感で死にそうな私は保健室で睡眠を取って何とか堪えていた訳だが、そこへ吸血鬼仲間の京が現れて、こんな私を見て何があったか話せと騒ぎ出した。



ので、椎くんとの約束について説明したのだ。






「ちょっとくらい衰退しても大丈夫なのです。椎くんのあの極上の血が吸えると思ったらね....」






「お〜い。目がイってるぞ〜」






空腹感で変な笑顔を浮かべる私の目の前で呆れたように笑い手をヒラヒラさせる京。







ああ、空腹感で死にそうです。












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