純情のち、S彼氏

初メール

[櫻井です。今日はありがとう。登録宜しくお願いします。]

よし。これでいいかな…。

立花君に初めて送るメール。

大丈夫。変なとこはない。

ケータイの送信画面に指を伸ばす。

そしてギュッと目を瞑りながら送信画面をそっとタッチした。

なんで、こんなに緊張するんだろう。

火照った頬を少し冷たい手で軽く叩いていた時。

ヴーヴー…

「あっ」

立花君かなっ?!

バッとケータイを取り受信ボックスを見る。
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