幼馴染、マネージャー、恋人。
「嫌です」


まっすぐ、目を見て大谷は言った

「今は先輩が心配です。先輩の気分がよくなるまでついてます」


ゆっくり休んでください、ちょっとだけでもいいんで


そう、言い残して彼女はカーテンの外に出て行った


数秒後椅子を引く音がした


座ったのだろう

「大谷…クビ、なんて言ってわるかった」

「いいんですよ。いいんです」


「そ。ならいいけど」

< 148 / 422 >

この作品をシェア

pagetop