幼馴染、マネージャー、恋人。
「えー、今から到着は二時間後になるから、体力温存しとけよ」


バスに乗り込む途中で先生が声をかけ、私は無難に最前列に居た先輩マネの隣に腰を下ろした

そして心おきなく眠りについた筈だった


三十分くらい過ぎたとき事件が発生した


「前のほうで柳田先輩と席代わってくれる人いませんか⁉」


誠の叫ぶ声が車内に響いた

隣を見ると一列全員爆睡だ


「私でよければ」
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