幼馴染、マネージャー、恋人。
「うん、知ってる」



ミーンミーン……ミーン…ミーン


蝉の合唱が途切れ途切れ聞こえる


いつもなら誠は突っ込むところで
だけど、今日はそれがなくて


その本気が上手く言えないけど、怖かった


フラれた


だけど…


「ひとつだけ聞いていい?」

ほんの少しの可能性にかけてみたい


分かってる、自分から誠に刺されに行くことくらい


彼の気持ちが違ったら…私はどうすればいい?
マネージャー、やめることになるのかな…
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