幼馴染、マネージャー、恋人。
パチパチ



というよりチカチカと儚い光を手元で放つ線香花火



「…なんでもね」


聞こえたよ、ばか


お団子にしてきてよかったなとか

実はちょっとだけメイクしてるんだよとか



とにかく女の子らしくしてみて、こんなに嬉しかったこと、ないよ?




光が、ひとつ、ひとつ、地面に消える


お互い最後の一本になった



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