幼馴染、マネージャー、恋人。
「これからバイトだからまたな。困ったことあったら言えよ。おつかれ」

「は、はい。お疲れ様でした!」


プッと通話を切り、

液晶の履歴の《大谷凛》を見つめる



…おい、こんなのおかしい


誠の彼女だぞ…?

あいつのことはそれなりに後輩として、ライバルとして…大事にしてきたつもり


ありえねぇ…
そう思いたかった

でも、確かに、必要以上に心配しちまうし、最近、ドキっと心臓が縮んだように鎖骨の辺りがキシキシすることも増えた。
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