幼馴染、マネージャー、恋人。
[side陽介]




「誠に会ったら…ダメだった。簡単にもってかれた」

目の前の彼女は今にも泣きそうだった

「お前らまた付き合うの?」



だけど、自分の口から出たのは驚くほど冷たい言葉だった


凛は首を微かに振った


「私が好きなだけ…だけど、これ以上は陽介に申し訳ない。四年も無駄にさせてごめんね」


殴られた気分だった


「…お前にとって無駄だったの?この四年は」
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