幼馴染、マネージャー、恋人。
「じゃあな」


指輪をポケットに突っ込み、席を立つ


ちゃんと俺は笑顔をつくれているだろうか?


涙は…零れていないだろうか


「バイバイ」


彼女も戸惑ったように手を軽くふった
凛もまた、似合わない作り笑いをしていた


そうだ…俺には
まだやらなきゃいけないことがある



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