幼馴染、マネージャー、恋人。
「そんなこと言われても…」


凛が指輪をしていたとき
ふざけんな
と思った

こんな身体じゃなきゃ、彼氏ができてたら奪っていた


いや、それよりもっと早く連絡した


だけど、こんな身体だって分かってて恋人になるやつなんているか?

…そんなの、お互い傷つけ合うだけだ


「先輩、俺じゃ凛をシアワセにできない…」


やっと出た声は自分でも驚くほどかすれていた


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