どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
「体操服は?もう違う人の着てるの3日目じゃん」
「洗ったら、家のどこかに忘れちゃって」
「ウソだよ心そんな性格じゃないじゃん」
最初は隠せたものの、徐々に理沙にも怪しまれて
隠せなくって、それ以上に私も限界で
「……っく、」
泣きだしてしまった。
「何があったの?」
優しく聞いてくれる理沙。
そしたら、その様子を見た佐野くんもかけつけてくれたみたいで
「やっぱりあの事か?
俺も探したんだけど犯人見つからなくて」
「佐野、詳しく教えて」
2人の優しさに私は顔を伏せて泣いた。