どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


きっと俺はモテるから

どうでもいいヤツに愛想振りまいてるヒマないんだ、とか思ってるんでしょ?


本当にそういう奴嫌い。

大嫌い。


「星野くん……言っとくけどね!

私は星野くんのこと嫌いだから

他の女の子が寄ってくるからって

私もその子達と同じように優しくしてもらえると思わないでよね」


周りの事は少し気にしながら、でも感情的にそう言ってふんっと顔を背けると



「はい、じゃあそこまでにして

これから1年間どんなことをやるのか説明していきますね」


ちょうどいい所で委員長は言った。


はぁ……。

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