どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


「そっ、部長は周りをまとめる事が出来るやつがなる」


そうか……。
佐野くんそういうの得意そうだなあ


「あいつはさ、俺と違って色んなヤツと仲良くなれる」


「そっ、う」

蹴ることに一生懸命で相づちがおかしくなった私とは反対に

蹴りながらも普通に話続ける星野くん。



「周りも見れて、人の事元気にさせる事出来んの

俺にないものをたくさん持ってる」


「そうなん……あっ……、」


勢いを付けすぎて変な方向に飛ばしてしまったボールを

星野くんはしっかりキャッチした。





< 177 / 422 >

この作品をシェア

pagetop