どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
そんな風に思っていたのに
今は何か……、何だろうな……
「変な人」
そう、そんな風に思った。
人は誰だって好かれる方が嬉しいのに。
自分のこと嫌いな方が好きなんて変わってる。
「じゃあ、寄ってくる女の子達のこと
好きじゃないの?」
「苦手。」
口数が多くない所から、あんまり女子と話すことも慣れてなかったりするのかなとか考えてみたりして
「勘違いしてたなぁ……。」
私は小さい声でつぶやいた。
まぁでもこの顔じゃあ、真逆な考えに走ってしまっても仕方ない。