どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
佐野くんと星野くんの幼馴染。
きっと私が知らないこともたくさん知っている。
星野くんの事、好きってことは……ないよね?
佐野くんといた時思い出される星野くんと腕を組んでいた姿。
佐野くんはあんなに頻繁にあっていないのに
星野くんは毎回のように呼びだされる。
「本当に好きじゃないよね……?」
小さくつぶやくと、いつに間にか授業は終わっていた。
「心、心っ
ちょっと大丈夫なの?
今日上の空じゃない?」
「ああ、理沙!平気平気ちょっと寝不足で……」
「全く~幸せ者はいいねぇ」