どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
*大丈夫
あれから、タピオカをのみに行った後
星野くんは約束通りおごってくれて
ベンチでそれをのむと家に帰ることにした。
昨日は帰りが遅くなっちゃってお母さんに怒られちゃったけど
タピオカを一緒に飲めたことで、
私のモヤモヤは少し解消された。
「おはよう、心ちゃーん」
「おはよう」
教室の席で座っていると、さっそく佐野くんがやってきて
私に話しかけてきた。
「なぁ、昨日は大丈夫だった?」
「え?」
「俺さ昨日彩花の所行ったんだ
それで彩花から来たってこと聞いたから」