どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
ドキンー
「いくら大切な存在がいても
お前が俺のプリンセスなわけで……」
「分かった、星野くんもういいよ」
真っ赤な顔して、目を背けながら言う彼は
とっても恥ずかしいんだって分かる。
でも、それでも言おうとしてくれたんだね。
プリンセスは誰でもなれるわけじゃない。
例え王子様に大切な存在がいたとしても、
私がプリンセスであることには変わりないから。
「好きだよ、翼くん……」
「俺も、好きだ」
大好きな人に好き、という言葉を貰える。
「んっ……」