どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
「でたーー!
心ちゃんの乙女チックな考え〜」
「佐野くん!」
佐野くんはあの時から、さらに私の事を気にしてくれる。
きっと、あの時佐野くんが声をかけてくれなかったら
仲直りは出来てなかったかもしれない。
「ちゃんと応えてやれよ?翼くん」
「うるせぇ、君付けすんなキモい」
相変わらず翼くんは佐野くんに冷たいけど
私はすっごく感謝してる。
「で?何して過ごすの?」
すると、理沙も話に入ってきて
私は自分の思い描いているデートを話し始めた。