どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
「さぁ、どうだろうな?」
佐野くんはおどけて言った。
わわ、もしかして本当に出来たのかな……?
「教えなさいよ〜」
「嫌〜だね」
こんな風に4人で話すことは本当に楽しかった。
だからこれから先も、
卒業したって、大人になったって
みんなで集まってこうやって話していたいって思った。
しかし、
私たちの関係は12月24日のあることから
変わってしまう事になる。
ーー
ーーー。
クリスマスイブの日。
今日は待ちに待ったデートの日だ。