どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


何やってるんだ俺は……

携帯を取り出そうとした時、


「翼……?」

彩花は目覚めた。


「体平気か……?」

「うん、」

今から行っても待ってはいないだろう。

だけど、それでも俺は心の所に行きたかった。


「じゃあ帰るから……」

そう言って立ち上がり帰ろうとした瞬間


ぐいっ、

俺は彩花のいる方へ引っ張られる。

そして、


「ねぇ翼、好きだよ」

俺は彩花にキスをされた。


「へへっ……奪っちゃった」


ニコっと笑う彩花をただ見てることしか出来ない。

声も出ない。

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