どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


「ねぇ、知ってる……?

今日のこのクリスマスイブの日にキスすると

特別なキスになるんだよ」


今日という日を楽しみにしていた心の顔が浮かぶ。


『お店を見てまわって、

それでちょっとロマンチックな所でご飯を食べて

それで、それでイルミネーションを手を繋ぎながら歩くの!!

すごくいいと思わない?』



たかが、クリスマスイブなのに

こんなにはしゃいでる心を見て、俺もこの日が楽しみになった。


『まだかなあ、クリスマスイブ早く来ないかな』


この日を待ち通しそうにしている心を抱きしめたくなった。
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