どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


私が怒ってそっぽを向くと


「ちょっとあんまり心のことイジメないでよね~」


理沙がやって来た。


そういうあなたも、初めて聞いた時、

笑ってたけどね。


「何だよ理沙ちん~俺には厳しいの」


そんな理沙と佐野くんはこの前自己紹介し合ったばかり

2人とも誰とでも仲良くなれちゃう性格だから

この通り、すぐに仲良くなった。


「でも佐野もモテるからってさ、

良くやるよね~浮気とかさあ罪悪感とかないわけ」


「むっ、理沙ちん誤解すんなよ

俺浮気してるわけじゃねぇの」





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