どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


山のような所をのぼり頂上まで来ると


「うわあ!!きれい~」


そこにはオレンジ色に光る夕焼けがあった。


キレイな色。光が私の体に入りこんで

なんだか元気が出てくるような気がする。


「すてきだね、私もここ気に入った!」


久しぶりに自然と笑顔で笑ったと思う。

見ていると楽しくで元気が出る。


そしたら佐野くんはニコって笑って言った。


「やった心ちゃんが笑ってくれた」

夕焼けが反射して、彼まで輝いて見える。



「俺さ、心ちゃんの自然な笑顔が見られるように頑張るから

全力尽くすから、だから辛い時はすぐ頼ってくれよ」


まぶしい。



< 346 / 422 >

この作品をシェア

pagetop