どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


面白そう。


「それで、一年生の中から2人くらい

買いもの係りをやってもらいたいんですが


誰かやってくれる人はいませんか?」


先生のその言葉に周りはシーンと静まり返る。


あらら、これ絶対誰もやりたくないパターンだ。

先生も困り顔をしている。


確かに買い物はめんどくさいけど……

せっかく保健委員になったのに何の力にもなれないのは嫌だな。


そう思った私は


「私……やります」


意を決して、手を上げた。

すると先生はほっとしたように


「ありがとう、助かるわ」



と言って黒板に名前を書いていく。





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