どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
ずっと前、ケンカした時もそうだったよな。
渉はいつも俺の前を歩いていて、
俺より1歩大人で、
こうして仲直りの道を作ってくれる。
それは、さりげなく。
思えばお前はいつも俺の側にいて
辛い時は声かけてくれたよな。
大丈夫か、とか元気だせよとかじゃなくて
「よし、翼遊びに行くぞ」
って。
いつも俺の進む道を作ってくれた。
お前がいなきゃ、小学校も中学も高校も
楽しめる気がしないし、きっと笑うこともないんだろう。
そして心と仲良くなることも無かっただろう。