どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
少し意外に思いながらも彼を見ていると、
「何だよ」
って言いながら目線を逸らす。
それを見て、
やっぱり照れ屋……なんだな。
って分かったけど
「ううん、ありがとう
今週の日曜日に行こう!」
オッケーしてくれた理由まではわからなかった。
時間と待ち合わせ場所を決めて
彼に伝えるとこくりと頷くだけ。
本当に来てくれるのか、とても心配になったけど
それでも私はドキドキしながら日曜日を待っていた。