どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
*彼と買いもの


日曜日の午前11時ー。


星野くんとの待ち合わせのため噴水公園で彼を待っていると


少したってから、彼はやってきた。


「お、おはよう。」


私服でやって来た彼に心臓がドキリとしてさっそく朝の挨拶を噛む。


そんな私に星野くんは


「はよ。」


ポーカーフェイスで言った。


見慣れていないから、とても新鮮だ。

VネックのTシャツにピタッと引き締まったGパンにはすごく大人っぽさを感じる。

雰囲気が違うからか、誰か違う人と歩いてるみたいで緊張して


「今日は、駅前のショッピングモールに行こうと思ってて……」


「うん。」




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