どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


私の知らない所で知らない物語は進んでく。


「明日、学校行くの楽しみだな……」


「ん?何か言った?」



「ううん、何でもないっ」



そんなことには気付かずに


私は少しずつ彼に惹かれてく。


少しずつ踏み出した気持ちは

もう後ろには戻れない。


まっすぐ進んで、彼にたどりつくまで


私はきっと歩き続ける。

< 55 / 422 >

この作品をシェア

pagetop