どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


「同じ曲ばっか流さないでよ」

なんて言うと、理沙は笑って席に戻って行った。


「じゃあ、これから委員会決めを始めます」


先生のその言葉とともに委員会決めが始まると、自分が思っていたよりもスムーズに決まっていってホッとした。


この調子なら、保健委員もすぐ決まりそう……

そう思っていたのに


「次、保健委員やりたい人は?」


素早く手をあげると、先生と目が合う。


そしてナナメ前の男子が手を挙げて

決まった。


と思っていたのに……


その後から一斉に女子達が手を挙げ始めた。


えっ?どういうこと?





< 6 / 422 >

この作品をシェア

pagetop